【過去問解説(運営管理)】H25 第20問 生産方式

さて、今回の過去問解説はH25年第20問についてです。

 

H25 運営管理 第20問
生産工程の改善施策に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 「自働化」は、故障を事前に予測する仕組みを機械設備に設けることで、設備稼働率の向上を狙った改善施策である。
イ 「生産ラインのU字化」は、生産ラインの形状をU字に変更することで、生産設備の敷設スペースの抑制を狙った改善施策である。
ウ 「段取作業の外段取り化」は、段取時間の短縮を図ることで、段取作業に従事する作業者数の削減を狙った改善施策である。
エ 「平準化」は、前工程から引き取る部品の種類と量を平均化させることで、工程への負荷変動の抑制を狙った改善施策である。

解説

選択肢アの自働化とは、生産ラインで異常があった場合、ラインを自動的に停止させ、ムダや異常を見える化するための仕組みのことです。そのため、この説明は×となります。

選択肢イの生産ラインのU字化とは、生産ラインの形状をU字に変更することで、1人が複数の作業を行うことができるようにすることです。U字ラインにすることで、工程間の待ち時間を減らし、生産量に応じた人員配置とすることができます。
この選択肢にあるような、敷設スペースの抑制を狙ったものではないので、この選択肢は×となります。

選択肢ウの外段取りとは、ラインを停止しないで行う段取替えのことです。
段取り作業の外段取り化は、段取り時間を短縮することで、ラインの停止時間を減らし、稼働率を向上させる目的で行われますが、作業者数の削減にはつながりません。そのため、この説明は×となります。

選択肢エはその通りで特に問題はありません。

以上から正解は選択肢エとなります。

 

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