【過去問解説(運営管理)】H26 第20問 マテリアルハンドリング

今日は、運営管理のH26 第20問について解説します。

 運営管理 H26 第20問

マテリアルハンドリングを合理化するための原則に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 原材料の運搬量や運搬回数を削減するために、必要量以上の原材料を製造ラインに払い出さないようにした。これは「自重軽減の原則」にかなう改善である。
イ 工場の床面とトラックの荷台の高さを揃えることで、フォークリフトを使ってトラックから直接原材料を搬入できるようにした。これは「継ぎ目の原則」にかなう改善である。
ウ 作業者が個別に運搬を行ってきた複数種類の原材料を、運搬用パレットを準備してフォークリフトで一度に運べるようにした。これは「ユニット化の原則」にかなう改善である。
エ 倉庫の床に直接置いていた製品をパレット上で保管するようにした。これは「活性荷物の原則」にかなう改善である。

解説

マテリアルハンドリング(マテハン)に関する問題です。
マテハンとはマテリアルハンドリングの略で、物の一連の取り扱いのことを示します。
このマテハンを効率化する上での原則を示したものを運搬の原則といい、以下のようなものがあります。

それでは選択肢をみていきましょう。
今回は不適切なものを選ぶ問題です。

選択肢ア:誤りです。自重軽減の原則とは、物を取り扱う機器であるマテハン機器の重さは軽い方が良いという考え方です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。継ぎ目の原則とは、物の移動には継ぎ目がない方が良いという考え方で、この継ぎ目とは積み替えや載せ替え、再取り扱いなどの無駄な作業のことを表し、このような無駄な作業を極力なくすという考え方です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:その通りです。モノや材料を単位ごとにまとめて運搬回数を減らすことで、保管も容易になります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:その通りです。活性荷物の原則とは、床や台にバラバラに置いている平の状態よりもコンテナなどにまとめた箱、箱よりもそれをパレットに載せた台、といったように物の活性示数ができるだけ高くなるようにすべきという考え方です。
よって、この選択肢は〇です。

不適切なものを選ぶ問題ですので、以上から正解は選択肢アとなります。

 

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