【過去問解説(運営管理)】R3 第7問 工場レイアウト

今日は運営管理のR3第7問について解説します。

R3 運営管理 第7問

生産される製品の品種数・生産量に応じて、適切な工場レイアウトのタイプは異なってくる。
下図は、品種数と生産量の多少に対応する工場レイアウトのタイプを示したものである。
この図の空欄A~Dに入る工場レイアウトのタイプの組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア A:工程別レイアウト    B:グループ別レイアウト C:製品固定型レイアウト  D:製品別レイアウト
イ A:工程別レイアウト    B:製品固定型レイアウト C:グループ別レイアウト  D:製品別レイアウト
ウ A:製品別レイアウト    B:グループ別レイアウト C:製品固定型レイアウト  D:工程別レイアウト
エ A:製品別レイアウト    B:製品固定型レイアウト C:グループ別レイアウト  D:工程別レイアウト

解説

工場レイアウトに関する問題です。

問題文の図はP-Q分析を示す図です。
P-Q分析は、工場で生産する製品を製品(Product)と生産量(Quantity)によって分類する分析方法で、縦軸に生産量、横軸に製品の種類を取り、生産量が多い順に左から並べた図を用います。
ちなみに、横軸は製品の種類であり、数ではないので注意しましょう。

A~Cのグループについて実際のイメージが湧くように、まとめシートでは以下の通り図解してます。

こちらを踏まえて、A~Dを見ていきましょう。

Aは多量少品種ですので、製品別レイアウトと分かります。
Bは生産量、品種ともに中間あたりですので、グループ別レイアウトと分かります。

この時点で正解は選択肢ウとなりますが、念のため残りも見ていきましょう。

Cは少量少品種で、製品固定型レイアウトです。
尚、製品固定型レイアウトとは、製品の場所は定位置で、生産設備などを持ち込んで作業します。
主に、航空機や船舶など大型の製品が対象です。

Dは少量多品種ですので、工程別レイアウト(=機能別レイアウトとも言います)です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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