今日は、運営管理 R5 第40問 について解説します。
あるスーパーマーケットでは、直近 3 年分の ID-POS データ、およびそれに連動した顧客属性データを蓄積している。いま、このスーパーマーケットでは、CRM を強化するため、購買金額や購買頻度などからロイヤルカスタマーを定義したいと考えている。
このとき、ロイヤルカスタマーを定義する方法に関する記述として、最も適切なものはどれか。なお、以下の方法を実行する際に必要となるデータ項目は、すべて利用可能であるとする。
ア ID-POS データから RFM 分析を行い、適切な分割数を設定していずれの項目でもランクの高い顧客をロイヤルカスタマーとして定義する。
イ ID-POS データから、各商品の売上金額ベースの ABC 分析を行い、Aランクの商品のみを購買している顧客をロイヤルカスタマーとして定義する。
ウ 各顧客について日別の購買金額を算出し、全期間における標準偏差を計算する。この標準偏差の値でデシル分析を行い、最も標準偏差の大きな顧客群をロイヤルカスタマーとして定義する。
エ 顧客属性データから、顧客の年齢と性別のデータを用いて、k平均法で 10 のクラスターを形成し、顧客の所属が最も多いクラスターをロイヤルカスタマーとして定義する。
オ 顧客属性データから、顧客の年齢のデータを用いてデシル分析を行い、年代層が一番高い顧客群をロイヤルカスタマーとして定義する。
解説
販売データ分析 に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
RFM 分析:
RFM 分析は、最後に購買した⽇からの経過⽇数を表す最終購買⽇(Recency)、どれくらいの間隔で来店するかを表す購買頻度(Frequency)、累計の利⽤⾦額を表す購買⾦額(Monetary)の 3 つの観点から顧客の購買状況を分析し、その分析結果に基づき優先順位付けを⾏った上で、マーケティング施策を⽴案するものです。
基本的な用語の意味と使い方について知識を思い出した上で、選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢オ:誤りです。
よって、この選択肢は×です。
以上から、正解は選択肢アとなります。アが正解と一発で判断した場合、他選択肢を一通り閲覧する時間を別の問題を解く時間に回しましょう。運営管理は問題数が多いため時間管理が必須です。
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