【過去問解説(運営管理)】R7 第16問 デカップリングポイント #中小企業診断士試験

今日は、運営管理 R7 第16問について解説します。

運営管理 R7 第16問

サプライチェーンにおいては、品切れや過剰在庫を防ぐために、DP(デカップリングポイント)を適切に定めることが必要である。下図のような生産プロセスに基づいた DP に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a BTO(Build to Order)生産方式では、製品企画・設計の前に DP が設定される。
b DP は、見込生産と受注生産の分岐点として設定される。
c 製品のライフサイクルが短い場合には、DP をより顧客に近いポイントに設定する。
d DP は、カスタマイゼーションに要する時間が要求納期より短くなるポイントに設定される。

〔解答群〕
ア a:正  b:正  c:誤  d:誤
イ a:正  b:誤  c:正  d:正
ウ a:誤  b:正  c:正  d:誤
エ a:誤  b:正  c:誤  d:正
オ a:誤  b:誤  c:正  d:正

解説

デカップリングポイントに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは、選択肢をみていきましょう。。

a:BTO(Build to Order)生産方式では、製品企画・設計の前に DP が設定される。
→ ❌ 誤りです。
DP(デカップリングポイント)は、見込生産と受注生産の境界となる地点です。
BTO(Build to Order)は、顧客からの注文を受けてから製品を組み立てる方式であり、通常は製品の組立付近でDPが設定されます
よって、この選択肢は×です。

b:DP は、見込生産と受注生産の分岐点として設定される。
→ ✅ 正しいです。
DP(デカップリングポイント)は、需要予測に基づく見込生産(プッシュ型)と、顧客注文に基づく受注生産(プル型)の境界となるポイントです。DPより上流では見込生産、下流では受注生産が行われます。
よって、この選択肢は〇です
c:製品のライフサイクルが短い場合には、DP をより顧客に近いポイントに設定する。
→ ❌ 誤りです。
製品ライフサイクルが短い場合は需要の不確実性が高く、在庫リスクを減らすため受注生産の範囲を広げる必要があります。そのためDPは顧客側ではなく、より上流(生産工程の早い段階)に設定されます。
よって、この選択肢は×です。

d:DP は、カスタマイゼーションに要する時間が要求納期より短くなるポイントに設定される。
→ ✅ 正しいです。
DPは、顧客注文を受けてから行うカスタマイゼーション工程が、顧客の要求納期以内に完了できる位置に設定する必要があります。つまり、DP以降の工程時間が顧客の要求納期より短くなるように設定されます。
よって、この選択肢は〇です
✅ 以上から、正しい組み合わせはa:誤 b:正 c:誤 d:正 ですので
正解は選択肢エとなります。

 

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