今日は、運営管理 R7 第15問について解説します。
図 1 のように、設備が入庫口から出庫口に直線でレイアウトされている機械加工職場における、ものの流れの現状を明らかにするために、 1 週間当たりの運搬回数を調査した。その結果を図 2 のフロムツウチャートに示す。
この結果から読み取れる記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
a 現状の ΣDI 値(距離と運搬回数の積の総合計)は 284 である。
b ものの流れが逆行している運搬回数の合計は 54 である。
c 旋盤とフライス盤の場所を入れ替えることによって ΣDI 値(距離と運搬回数の積の総合計)は 12 減少する。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:誤
イ a:正 b:誤 c:正
ウ a:正 b:誤 c:誤
エ a:誤 b:正 c:正
オ a:誤 b:誤 c:正
解説
フロムツウチャートに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
なお、DI 分析とは、Distance-Intensityの頭文字を取ったもので、職場や生産設備の近接性を職場や生産設備の距離(Distance)と関係強度(Intensity)の観点から検討する手法です。DI分析を行うことで、現状のレイアウトの弱点を発見することができます。
それでは、選択肢をみていきましょう。
→ ✅ 正しいです。
DI は、各運搬について「距離 × 運搬回数」を合計して求めます。
レイアウト上の各設備間距離は隣同士が2mなので、必要な距離は次の通りです。
-
入庫口→旋盤:2m × 6回 = 12
-
入庫口→フライス盤:4m × 4回 = 16
-
入庫口→ボール盤:6m × 20回 = 120
-
旋盤→出庫口:6m × 12回 = 72
-
フライス盤→旋盤:2m × 16回 = 32
-
フライス盤→出庫口:4m × 4回 = 16
-
ボール盤→出庫口:2m × 8回 = 16
合計すると、12 + 16 + 120 + 72 + 32 + 16 + 16 = 284となります。
よって、この選択肢は〇です。
→ ❌ 誤りです。
レイアウトは左から右へ
入庫口 → 旋盤 → フライス盤 → ボール盤 → 出庫口
の順です。したがって、逆行とは右側の工程から左側の工程へ戻る運搬を指します。
表の中で逆行しているのは、フライス盤→旋盤:16回だけです。
したがって、逆行している運搬回数の合計は54ではなく16です。
よって、この選択肢は×です。
→ ✅ 正しいです。
入れ替え後の並びは、入庫口 → フライス盤 → 旋盤 → ボール盤 → 出庫口になります。
このとき、距離が変わるものだけを計算し直すと、
-
入庫口→旋盤:2m → 4m
6回なので 12 増加 -
入庫口→フライス盤:4m → 2m
4回なので 8 減少 -
旋盤→出庫口:6m → 4m
12回なので 24 減少 -
フライス盤→出庫口:4m → 6m
4回なので 8 増加 -
フライス盤→旋盤 は隣同士のままで 2m のままなので変化なし
-
入庫口→ボール盤、ボール盤→出庫口 も変化なし
差分の合計は、+12 - 8 - 24 + 8 = -12 となりますので、 ΣDI 値は12減少します。
よって、この選択肢は〇です。
正解は選択肢イとなります。
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