2次試験の問題を解いてみました@事例Ⅰ その3

こんにちは。
まとめシート著者の野網です。
前回の記事に引き続き、今年(H30)の事例Ⅰを解いていきます。

 

前回は

  1. 設問の解釈
  2. 与件文を読む(2回)
  3. 解答メモを作る
  4. 解答を書く

というプロセスのうち、「2.与件文を読む(2回)」まで書きましたので、今回は、3.解答メモを作るについて書いていきたいと思います。

 

■解答メモを作る(開始15分~40分)

 

解答メモは「2.与件文を読む(2回)」のときに決めた優先順位に従って書いていきます。

そのため、2(1)→3→4→1→2(2)の順で作成しました。

そのメモがこちら↓です。

【第2問(1)】

最終消費者に向けた製品開発を行わなかった理由が問われていますが、与件文の中にあからさまには書いてなさそうでした。

そのため、設問解釈のときに想定した1次知識ベースで「最終消費者向け製品ではニーズの収集が必要だけどそれができない」、という方向性で書こうと考えました。

人員構成については、与件文の第7段落にはっきりと「約50名の社員のうち、技術者が9割近くを占めている」という記述がありましたので、設問解釈のときに想定したリソース不足という仮説が裏付けられました。

 

最終消費者向け製品ではニーズの収集が必要だけどそれができないという点と、そもそもなぜ技術者が9割近くを占めるような人員構成になったのかという点の説明を理由として説明し、その前提としてA社の人員構成についても触れておきたいと考えました。

 

【第3問】

まずは与件文から、どんな組織からどんな組織に変わったのかということをチェックします。

すると、第8段落に説明があり、専門知識別に部門化されていた組織から、機能別の部門の下に事業別グループが置かれたような組織になっていることがわかります。

そのため、機能別組織のメリットと事業別(事業部制)組織のメリット・デメリットをまずは頭の中で思い出します。

ちなみに、まとめシート(2018年度版)では、このような形で機能別組織と事業部制組織のメリット・デメリットをまとめています。

 

この中から、今回の問題に合いそうなメリデメをピックアップすると、8段落の「品質管理部門と生産管理部門には、数名の技術者が配属され、製品開発部門の業務をサポートすると同時に複数の生産委託先との調整業務を担っている」という記述から、機能別組織のメリットである規模の経済がピックアップできると考えました。しかし、この程度の規模の会社で「規模の経済」というワードを使ってしまうのも気が引けたので、もう少しマイルドに「機能の重複を避ける」「効率化する」という要素を入れました。

また、6段落に市場が大きく変化しているという記述がありましたので、「現場の状況に即応」という要素もピックアップしました。

さらに、6段落に「A社長は、後進に事業を委ねる条件が整うまで自らが先頭に立って」という記述もあり、ここから、A社長は早く後進に事業を委ねたいのだなと考えました。1段落を見てみるとA社長は「1970年代後半に同社を立ち上げた」とありますので、立ち上げからもう40年近く経っており、そろそろ事業承継したいのだろうなとも考えました。そのため、「次代の経営者養成」という要素もピックアップしました。

字数は100字なので、これらの要素を事例に合わせてそれらしく編集しようと考えました。

 

【第4問】

設問解釈でリストアップしたモチベーションアップ策の中から与件文に合いそうなものをピックアップします。

ただ、当初モチベーションアップだけ考えましたが、与件文を読むとA社は研究開発型の企業で、新しい技術を生み出すということが重要視されているようでした。

そのため施策の効果としてはモチベーションアップに加え、イノベーションを推進するような高次学習の推進というのも入ってくると考えました。これらの効果を考えると、ピックアップする施策としては、

・権限委譲

・外部との連携などによる能力開発

の2つの施策は確実に入り、字数が100字なので、もう1要素ぐらいぶち込みたいところです。

10段落の最後のところに社内表彰についての記述はありましたので、既に間に合っているものと考え社内表彰は候補から外します。

そうすると配置転換かMBOかというところで、チャレンジ精神というところから配置転換をピックアップしました。

 

【第1問】

設問解釈ではポーターの戦略論を有力としましたが「ニッチ市場」という直接的なワードが出てきているところが気になります。

ただ、「規模の小さな市場をターゲットとしているのはなぜか」という聞き方から、ポーターの方で書くことにしつつ、さりげなく「ニッチ」というワードも盛り込んでしまう作戦で行こうと考えました。

ちなみにポーターの基本戦略は↓で、この中だと「A社は集中戦略を取っているから」ということがいえると考えられます。

 

 

また、当初

理由は①~、②~、・・・、のため市場を絞り経営資源の集中を図った。

という形で文章を構成しようと思いましたが、文章の構成を考えると結論はもう少しざっくりと「競争優位の構築を図る」くらいにしようと考えました。

 

【第2問(2)】

5番目に解きましたが、やっぱり情報整理系の問題はそれほど難しくなさそうだったので、もう少し優先順位を高めてもよかったなと思いました。

与件文を読むと第4段落に以前の製品の「開発した製品を販売した時点で取引が完了する売り切り型の事業」という文章があり、この限界を打ち破るために複写機関連製品事業に取り組んだとあるので、この部分は絶対入れておかないとと考えました。

売り切り型→消耗品というところが違いだと考えますが、よくよく見ると最後の段落にも「事業展開」というワードがあり、これも重要そうだと考えました。

あとはこれらの材料を加工するだけですが、2つの要素の比較を書かないといけないので意外と構成に苦労しました。

 

以上、メモを作成する際に考えたことをご紹介しました。

次回はいよいよ事例1の最終回で、「4.解答を書く」プロセスと私の解答例をご紹介したいと思います。

 

 

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

 

Amazonベストセラー1位獲得

一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一発合格まとめシート

好評発売中

—–

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


プロフィール

中小企業診断士一次試験テキスト「一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者によるブログです。
「まとめシート」の知識を使った過去問解説や、「まとめシート」に関する情報を発信していきます。

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ