【過去問解説(企業経営理論)】H27 第6問 MOT関連用語

今日は企業経営理論H27第6問について解説します。

 

H27 第6問

デファクト・スタンダードに関する記述として、最も不適切なものはどれか。
ア 自社規格がデファクト・スタンダードとなるためには、競合企業に対して規格をオープンにし、協定を締結することが必要となる。
イ 自社規格がデファクト・スタンダードとなるためには、公的な標準化機関の認定を必要としない。
ウ デファクト・スタンダードとなる規格が登場することによって、多くの企業が同一規格の製品を販売し、機能面での差別化競争や安さを売りにした低価格競争が激化することがある。
エ デファクト・スタンダードとなる規格の登場は、市場の導入期から成長期への移行を加速させる。

解説

デファクト・スタンダードに関する問題です。

デファクト・スタンダードとは、結果として事実上標準化された業界標準のことをいい、一昔前ならVHS、近年ならオフィスアプリケーションのMicrosoft Officeや、メッセージアプリのLINEなどが例として挙げられます。

それでは、これを踏まえて各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アは、確かに競合企業に対して規格をオープンにし、協定を締結するとデファクト・スタンダードとなりやすいですが、必ずしもそうしないとデファクト・スタンダードになれないというわけではありません。
そのため、×と考えられます。

念のため残りの選択肢も見ていきましょう。

選択肢イは、その通りです。デファクト・スタンダードは、結果として事実上標準化された業界標準のことですので、特に公的な認定は必要としません。

選択肢ウもその通りで、同じ規格になると、その中での競争が激化する可能性があります。

選択肢エもその通りです。デファクト・スタンダードとなる規格が登場することで、多くの人がその製品を求めるようになります。

以上から正解は選択肢アとなります。

 

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