今日は、企業経営理論のR6 第25問について解説します。
労働者派遣に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 紹介予定派遣は、労働者派遣法において禁止されている。
イ 派遣先の都合で労働者派遣契約を解除することになり、そのために派遣元事業主が当該派遣労働者に休業手当を支払うこととなった場合であっても、派遣先は当該休業手当のための費用を負担する必要はない。
ウ 派遣先は、派遣元事業主に無期雇用されている派遣労働者を、3年の派遣可能期間を超える期間継続して労働者派遣の役務の提供を受けてはならない。
エ 労働者派遣事業を行う事業主から労働者派遣の役務の提供を受けた事業主が、当該派遣労働者を、警備業務が労働者派遣事業の禁止業務であると知りながら当該業務に従事させた場合、当該派遣労働者に対して労働契約の申し込みをしたものとみなされる。
解説
労働者派遣に関する問題です。
それでは、選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。
紹介予定派遣とは、派遣先の会社に直接雇用されることを前提に派遣される働き方のことです。労働者派遣法において禁止されているわけではありません。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。
設問のケースにおいては、休業手当や解雇予告手当等に相当する以上の額について、損害の賠償を行うことを定めなければならないとされています。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。
派遣元事業主に無期雇用されている場合は対象外となります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。
設問のケースでは、労働契約申込みみなし制度の対象となるため、派遣先が当該労働者に対し、労働契約の申し込みをしたものとみなされます。
よって、この選択肢は〇です。
以上から、正解は選択肢エとなります。
◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
関連教材で学習効率アップ!