【過去問解説(企業経営理論)】R7 第33問 プッシュ戦略・プル戦略

今日は、企業経営理論 R7 第33問 について解説します。

企業経営理論 R7 第33問

プッシュ戦略とプル戦略に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

a プル戦略では、大規模な店舗よりも小規模な店舗で販売する方が適している。
b プル戦略は、買い手である消費者の使用経験が豊富ですでに熟知している製品に対して用いられることが多く、広告は用いずにコストを削減することが多い。
c プッシュ戦略では、店頭で知識が豊富な店員による丁寧な人的説明や推奨を行うことが適している。
d プッシュ戦略では、投資の早期回収を図る場合、浸透価格で販売されることが多い。

〔解答群〕
ア a:正  b:誤  c:正  d:正
イ a:正  b:誤  c:正  d:誤
ウ a:誤  b:正  c:正  d:正
エ a:誤  b:正  c:誤  d:誤
オ a:誤  b:誤  c:正  d:誤

解説

プッシュ戦略・プル戦略に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢を見ていきましょう。

a:プル戦略では、大規模店舗より小規模店舗のほうが適している。
→ ❌ 誤りです。プル戦略は広告などで消費者を店舗へ「引っ張る」戦略なので、大規模な店舗の方がより多くの顧客に波及効果あるため、大規模な店舗の方が適しているといえます。
よって、この選択肢は×です。

b:プル戦略は、製品を熟知した消費者向けで広告を用いずコスト削減する。
→ ❌ 誤りです。プル戦略は広告や販促を積極的に行う戦略です。
よって、この選択肢は×です。

c:プッシュ戦略では、店頭で知識豊富な店員による説明や推奨が適している。
→ ✅ 正しいです。
選択肢の説明の通り、プッシュ戦略は販売員の説明・推奨により販売を後押しする戦略です
よって、この選択肢は〇です。

d:プッシュ戦略では、投資の早期回収のため浸透価格で販売されることが多い。
→ ❌ 誤りです。プッシュ戦略は流通を「押す」戦略であり、価格戦略とは直接関係しません。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正しい組み合わせは、a:誤  b:誤  c:正  d:誤 ですので
正解は選択肢オとなります。

 

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