【過去問解説(財務・会計)】R1 第12問 CF計算書

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今日は財務会計のR1第12問のCF計算書の問題について解説します。

 

R1 財務・会計 第12問
有形固定資産を売却することで得た資金の全額を、長期借入金の返済にあてたとする。他の条件を一定とすると、これによるキャッシュ・フロー計算書および財務比率への影響に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。
a 財務活動によるキャッシュ・フローは減少する。
b 自己資本比率は上昇する。
c 投資活動によるキャッシュ・フローは減少する。
d 流動比率は上昇する。
〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ cとd

解説

有形固定資産を売却することで得た資金の全額を、長期借入金の返済にあてた場合のキャッシュフローや財務費率への影響についての問題です。

 

それでは早速各記述を確認していきましょう。

 

記述aはその通りで、長期借入金の返済は財務活動によるキャッシュ・フローを減少させます。

記述bもその通りで、自己資本比率は、自己資本(純資産)/資産(総資本)です。
資産は自己資本+負債ですので、長期借入金を返済すると負債が減り、資産も減少します。すると、自己資本/資産の分母の方が減少するということになりますので、自己資本比率は上昇します。

念のため残りの記述も確認します。
記述cは×で、有形固定資産の売却は投資活動によるキャッシュ・フローを増加させます。

記述dも×で、固定資産である有形固定資産の売却も、固定負債である長期借入金の返済も流動資産、流動負債の値に影響を与えませんので、流動比率は特に変化しません。

以上から、記述aとbが〇で、正解は選択肢アとなります。

 

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