今日は、運営管理 H29 第5問について解説します。
工場レイアウトに関する次の文中の空欄 A〜C に入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
工場レイアウトとはあらゆる施設における【A】 の配置問題である。
代表的なレイアウト技法として Muther によって開発された SLP がある。SLPでは、 【B】 ・面積・調整の つの基本的重要項目が提起され、それらを段階的に精査することでレイアウト案が作成される。SLP は直感的でわかりやすい反面、主観的評価に依存しているという課題がある。
他方、コンピュータを活用したレイアウトのためのヒューリスティック技法が開発されている。そこでは評価関数として、一般的に 【C】 が用いられている。
〔解答群〕
ア A:機能 B:アクティビティ C:加重総移動距離
イ A:機能 B:相互関係 C:加重総移動距離
ウ A:設備 B:アクティビティ C:スループット
エ A:設備 B:相互関係 C:スループット
解説
工場レイアウトに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。
それでは選択肢をみていきましょう。
A:工場レイアウトとはあらゆる施設における【A】 の配置問題である。
→工場レイアウトとは、施設における機能の配置方法のことをいいます。
よって、【A】には「機能」が入ります。
B:SLPでは、 【B】 ・面積・調整の つの基本的重要項目が提起され、それらを段階的に精査することでレイアウト案が作成される。
→SLPでは、まず製品を種類と生産量で分類するP-Q 分析によってAからCのグループに分け、製品の動きについてAからCのグループ別に物の流れ分析によって検討を行います。また、生産に関わる様々な構成要素であるアクティビティについて、アクティビティ間の相性をアクティビティ相互関連図表によって整理・検討します。
よって、【 B 】には「相互関係」が入ります。
C:コンピュータを活用したレイアウトのためのヒューリスティック技法が開発されている。そこでは評価関数として、一般的に 【C】 が用いられている。
→コンピュータを活用したレイアウト方法では、一般的に製品などの総移動距離にそれぞれの工程の間で移動する製品の重量のような重み付けを行うことによって求めた加重総移動距離などが評価関数として使われています。
よって、【 C 】には「加重総移動距離」が入ります。
以上から、A:機能 B:相互関係 C:加重総移動距離 が入りますので
正解は選択肢イとなります。
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