【過去問解説(運営管理)】R1 第20問 TPM(Total Productive Maintenance)

今日は、運営管理 R1 第20問について解説します。

 運営管理 R1 第20問

TPM に関する記述として、最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。

a 製品のライフサイクル全体を対象とし、災害ロス・不良ロス・故障ロス等あらゆるロスを未然に防止するしくみを構築する。
b 設備効率化を阻害している 7 大ロスを時間的ロスの面から検討し、設備の使用率の度合いを表した指標が設備総合効率である。
c 経営トップから現場の作業員まで全員参加の重複小集団活動を行うことが特徴で、職制にとらわれない自主的なサークル活動である。
d ロスを発生させないために行う活動の 1 つが計画保全活動で、設備が停止した場合の損失影響度を複数の角度から設備評価基準に基づいて評価し、最適保全方式を決める。

〔解答群〕
ア aとb
イ aとc
ウ aとd
エ bとc
オ bとd

解説

TPM(Total Productive Maintenance)に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

:誤りです。TPMが対象とするのは「生産システム効率化の極限追求(総合的効率化)」ですので選択肢の「製品のライフサイクル」という点が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

:その通りです。設備総合効率とは、設備を動かしている全体の時間である負荷時間に対する、納品できる製品を作った時間の割合のことです。
よって、この選択肢は〇です。

:誤りです。重複小集団活動とは、職制主導型の小集団活動で、自主的な参加であるQC サークルと異なり、階層ごとに作られた小集団に全社員が参加することです。職制主導型の小集団活動ですので、選択肢の「職制にとらわれない自主的なサークル活動」という点が誤りです。
よって、この選択肢は×です。

:その通りです。計画保全とは、TPMを展開する際の主要活動の1つで、必要なときにいつでも設備が満足した機能を発揮できるように保全体制を構築する活動のことです。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正しい組み合わせはbとdですので
正解は選択肢オとなります。

 

 

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