【過去問解説(経済学)】R7 第15問 (設問2)費用曲線 #中小企業診断士試験

今日は、経済学 R7 第15問 (設問2)について解説します。

経済学 R7 第15問 (設問2)

企業の短期費用曲線に関連して、下記の設問に答えよ。

(設問 2 )
下図は、ある財を生産する企業の限界費用曲線 MC と当該財の価格 P を表している。
この図に関する記述の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

a 生産量が Q2 のときの総収入は、⑵と⑷を合わせたものである。
b 生産量が Q2 のときの固定費用と利潤の合計は、⑴と⑶を合わせたものである。
c 生産量を Q2 から Q1 に減らすと、固定費用は⑷の分だけ減少する。
d 生産量を Q2 から Q3 に増やすと、⑸の分だけ追加的な損失が発生する。

〔解答群〕
ア a と b
イ a と c
ウ b と c
エ b と d
オ c と d

解説

費用曲線に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢を見ていきましょう。

a:生産量が Q2 のときの総収入は、⑵と⑷を合わせたものである。
→ ❌ 誤りです。
総収入は 価格 × 生産量 です。この図では、価格は P、生産量は Q2 なので、総収入は以下のように、(1)(2)(3)(4)で表されます。

よって、この選択肢は×です。

b:生産量が Q2 のときの固定費用と利潤の合計は、⑴と⑶を合わせたものである。
→ ✅ 正しいです。
生産量 Q2 のとき、総収入から総可変費用を引いた残りは、「固定費用と利潤の合計」です。
図では、総収入のうち可変費用に当たる部分を除くと、ちょうど以下のように⑴と⑶が残ります。

よって、この選択肢は〇です。
c:生産量を Q2 から Q1 に減らすと、固定費用は⑷の分だけ減少する。
→ ❌ 誤りです。
固定費用は、生産量にかかわらず一定の費用です。
そのため、Q2 から Q1 に生産量を減らしても、固定費用は変化しません。⑷は生産量の変化に伴う部分であり、固定費用ではありません。
よって、この選択肢は×です。

b:生産量を Q2 から Q3 に増やすと、⑸の分だけ追加的な損失が発生する。
→ ✅ 正しいです。
Q2 は MC と価格 P が一致する点です。ここを超えて Q3 まで増産すると、その追加分については限界費用 MC が価格 P を上回ります。
つまり、追加で 1 単位生産するごとに、売上より追加費用の方が大きくなります。この差額の合計が、図の⑸に当たります。
よって、この選択肢は〇です。
✅ 以上から、正しい組み合わせはb と dですので
正解は選択肢エとなります。

 

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