【過去問解説(運営管理)】R1 第14問 (1)時間分析

今日は、運営管理のR1 第14問 (1)について解説します。

運営管理 R1 第14問 (1)

ある工程では 1 人の作業者が製品の箱詰めを行っている。この工程の標準時間を算出するため、作業内容を以下のように作業1と作業2に分割して、時間観測を行うこととした。
作業 1  箱を組み立てる。
作業 2  製品を 5 個箱に詰め、テープで封をする。

作業者が「作業1→作業2」のサイクルを5回繰り返したときの各作業の終了時刻を、ストップウオッチ(単位DM、ただし1 分=100 DM)を使って観測した。その結果を観測用紙に記入したものが下表である。ただし、観測開始時点のストップウオッチの目盛りは5 DM であった。
作業1に関する下記の設問に答えよ。

(設問 1 )
観測時間の平均値(単位:秒)として、最も適切なものはどれか。ただし、観測時間の平均は算術平均を用いる。
ア  6
イ 10
ウ 11
エ 56

解説

時間分析に関する問題です。
計算自体は難しくないのですが、問題を理解し答えを導くまでの計算に手間がかかりそうなので、このような問題は解く際の優先順位を考慮する必要があります。

それでは計算していきましょう。

①空欄に数字を入れます。表に入っている数字は、問題文より「各作業の終了時刻」ですので、空欄には直前の作業終了時刻との差を入れると以下のようになります。
例えば、青枠の作業1の1回目は、開始時のストップウォッチが5でしたので、15-5=10と分かります。

②作業1の観測時間の平均は、10+10+9+11+10(秒)/5(回)=10DMとなります。
③最後に、問題文の条件より1分=100DMでしたので、10DM=0.1分=6秒となります。

以上から、正解は選択肢アとなります。

設問2の解説は明日公開です。

 

 

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