【過去問解説(企業経営理論)】H26 第31問 労働基準法

今日は企業経営理論H26第31問について解説します。

H26 企業経営理論 第31問
以下の図は、マーケティング・ミックスにおける価格の位置付けを示したものである。この図に関する記述として、最も不適切なものを下記の解答群から選べ。

[解答群]
ア 図中の点線Aに示す関係からは、広告や営業などの形で投下するマーケティング費用が需要数量の増加を意図していることが分かる。
イ 図中の点線Bに示すマーケティング費用と価格との関係からは、特定の製品の価格水準が、製品差別化の程度や販売経路の特徴といった他のマーケティング・ミックス属性の影響を受けていることが分かる。
ウ 図中の点線Cに示す関係からは、設定した価格によって需要数量が変動することが分かる。ブランド化した製品では需要の価格弾力性が大きくなり、高価格でも多くの販売数量の実現が可能となる。
エ マーケティング費用は、管理費用などの間接費の製品配賦額や製造原価という直接費とは区別される、マーケティング活動に固有の費用として識別される。

解説

価格戦略に関する問題です。
そして、今回は最も不適切な選択肢を選ぶ問題です。
それでは早速各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アは、マーケティング費用が需要の増加に繋がるということで、特に問題はなさそうです。

選択肢イは、マーケティング費用をかけることで製品の差別化ができ、価格にも影響するということで、特に問題はなさそうです。

選択肢ウは、「ブランド化した製品では需要の価格弾力性が大きくなり」とありますが、ブランド化した製品は、価格が変化しても需要は変化しにくく、価格弾力性は小さくなります。
よってこの選択肢は×と判断できます。

選択肢エはその通りで、マーケティング費用は間接費の製品配賦額や製造原価とは区別されます。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

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