【過去問解説(法務)】H24 第11問 産業財産権(商標権)

こんにちは。まとめシート著者の野網です。

 

今日から7月ですね。昨日は大手予備校の模試を受けてきた方も多いかと思います。

模試は、受けた後の振り返りが大変重要です。

解けなかった問題だけでなく、昨日、一昨日の1日の過ごし方も含めて、試験前に改善すべき点を徹底的に洗い出しておくようにしましょう。

 

さて、今回は、H24年経営法務の第11問の商標権に関する問題について解説します。

H24 第11問

商標の使用に関する記述として最も適切なものはどれか。
ア 家庭用テレビゲーム機用プログラムを記憶させたCD-ROMに標章を付して販売する行為は、役務についての商標の使用にあたる。
イ 商標は、業として商品を生産し、証明し、又は譲渡する者がその商品について使用するものであるため、商品の生産準備中に、使用予定の商標を雑誌などに広告することは商標の使用にあたらない。
ウ 電気通信回線を通じて提供されるダウンロード可能な「電子出版物」のデータに標章を付して販売する行為は、商品についての商標の使用にあたる。
エ 標章を付した商品をわが国から輸出する行為は、その商品は輸出先国での販売が予定されているので、わが国での商標の使用にあたらない。

解説

それでは早速選択肢を見ていきましょう。

 

選択肢アは、「役務」についての商標の使用とありますが、「役務」とはサービスのことを意味します。家庭用テレビゲーム機用プログラムを記憶させたCD-ROMはサービスではなく商品ですから、「役務についての商標の使用」という記載は誤りと考えられます。

選択肢イは生産準備中であっても、これから生産をする商品について広告しているものですので商標の使用にあたります。

選択肢ウはその通りで、「商品」にはプログラムなどの電子情報財も含まれます。

選択肢エは、輸出する行為も商標の使用にあたるため×です。

以上から正解は選択肢ウとなります。

 

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