【過去問解説(財務・会計)】R4 第3問 収益の認識の原則

今日は、財務・会計 R4 第3問について解説します。

 財務・会計 R4 第3問

収益認識のタイミングとして、最も適切なものはどれか。

ア 委託販売において、商品を代理店に発送した時点
イ 割賦販売において、商品を引き渡した時点
ウ 試用販売において、試用のために商品を発送した時点
エ 予約販売において、商品の販売前に予約を受けた時点

解説

収益の認識の原則に関する問題です。
費⽤・収益の認識の原則については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。委託者が受託者に販売を委託する委託販売の場合、収益は原則として受託者が商品を売った時に認識されます。しかし、いつ商品が売れたのかを把握するのが委託者にとって困難な場合などは受託者から売上計算書が届いたタイミングで収益を認識することが容認されています。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。分割払いにより商品を販売する割賦販売では、原則として商品を引き渡した時点で収益が認識されますが、実際に入金があった時点で収益を認識することも容認されています。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。販売者が得意先に商品を提供し、得意先が商品を気に入れば購入するという試用販売の場合は、得意先が買い取りの意思表示をしたタイミングで収益が認識されます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。得意先が商品の予約金を事前に支払い、後で商品が提供される予約販売では、予約金を受け取ったタイミングではなく、実際に商品を引き渡したタイミングで収益が認識されます。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

 

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