今回の過去問解説はH27年第18問の設備管理についての問題です。
H27 運営管理 第18問
保全活動に関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 改良保全は、設備故障の発生から修復までの時間を短縮する活動である。
イ 保全活動は、予防保全、改良保全、保全予防のつに分けられる。
ウ 保全予防は、設備の計画・設計段階から、過去の保全実績等の情報を用いて不良や故障に関する事項を予測し、これらを排除するための対策を織り込む活動である。
エ 予防保全は、定期保全と集中保全の 2つに分けられる。
解説
この問題では保全活動に関する用語の意味が問われています。
保全活動に関する用語は、個別に覚えると混乱しますので、比較しながらセットで覚えると覚えやすいです。
まとめシートでも以下のような形で、比較しながら覚えられるようにしています。
それではこれを踏まえて、各選択肢を見ていきましょう。
選択肢アの改良保全は、壊れないように改良するということであり、設備故障の発生から修復までの時間を短縮する活動ではないため×です。
選択肢イは、壊れたら直す事後保全が含まれていないため×です。
選択肢ウは、その通りで、保全予防とはそもそも保全の必要がないように設計することをいいます。
選択肢エの保全予防は、定期保全と集中保全ではなく、定期保全と予知保全に分けられるため、この選択肢は×です。
以上から正解は選択肢ウとなります。
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