今日は、運営管理のH30 第5問 について解説します。
マシニングセンタに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア 工作物を回転させ、主としてバイトなどの静止工具を使用して、外丸削り、中ぐり、突切り、正面削り、ねじ切りなどの切削加工を行う工作機械。
イ 異なる機能をもつ数台から数十台の工作機械を等間隔、かつ、直線状に配置し、それらを搬送装置で結合した工作機械群。
ウ 自動制御によるマニピュレーション機能または移動機能をもち、各種の作業をプログラムによって実行できる、産業に使用される機械。
エ 主として回転工具を使用し、フライス削り、中ぐり、穴あけおよびねじ立てを含む複数の切削加工ができ、かつ、加工プログラムに従って工具を自動交換できる数値制御工作機械。
解説
マシニングセンタに関する問題です。
生産現場の自動化のために用いられるシステムについて、まとめシートでは以下の通りまとめています。
それでは選択肢をみていきましょう。
選択肢ア:誤りです。選択肢の説明は「旋盤」に関するものです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢イ:誤りです。選択肢の説明は、「トランスファーマシン」又はライン生産方式で用いられる「直線ライン」の説明と思われます。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:誤りです。選択肢の説明は、「産業用ロボット」に関するものです。
よって、この選択肢は×です。
選択肢エ:その通りです。多数の工具を自動で交換しながら様々な作業を行うことができる工作機械のことをMC(Machining Center)といいます。MC はNC またはCNC 加工機に、工具を自動で交換する装置であるATC(Automatic Tool Changer)がついたもので、ATC により、作業に合った様々な工具に自動で交換することで、自動で様々な加工を行うことができます。
よって、この選択肢は〇です。
生産システムは、略称が多く、数もたくさんですので少し覚えにくいですが、上まとめシートで紹介しているものを最低限覚える程度で、深入りする必要はないと思います。
覚える際は、Youtubで紹介している「運営管理攻略のコツ」やこちらのブログも参考にしてみてください。
以上から、正解は選択肢エとなります。(←最後に正解の選択肢もう一度確認!!)
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