【過去問解説(運営管理)】R3 第18問 動作研究

今日は、運営管理のR3 第18問について解説します。

運営管理 R3 第18問

ある部品の検査工程では、部品のふたを取り外して中身の配線に異常がないかをチェックする作業をしている。この工程のレイアウトを下図に、作業手順①~④を図の右に示している。この作業をサーブリッグ分析した結果を下表に示す。この分析結果から得られる判断に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

 

〔解答群〕
ア 最初に改善すべきは、第 1 類に分類される「保持」と「手待ち」である。
イ 左手の動作要素 5 から 12 に保持があるので、両手作業が可能な保持具を導入する。
ウ 部品箱、合格品箱、不合格品箱の配置を見ると、すべて正常作業域に配置されているため、レイアウトは改善しなくてよい。
エ 右手の分析結果より、仕事をするうえで必要な動作要素は 8 つである。

解説

動作研究に関する問題です。
サーブリッグ分析の特徴と記号については、まとめシートでは以下の通りまとめています。

本問は、パッと見情報量や記号が多くとっつきにくそうですが、そのような問題では先に選択肢を確認してみましょう。
意外と選択肢の内容自体は知っている知識が多く絞り込みが出来そうな場合もあります。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。保持と手待ちは、第一類ではなく、第三類(仕事に寄与しない要素)です。こちらは図の内容とは関係なく判断できますね。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。保持は第三類(仕事に寄与しない要素)ですので、削減を検討すべき動作となります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。合格品箱、不合格品箱は作業者の真後ろにあり正常作業域の外となり、場所を改善を検討します。
ちなみに、作業空間については、まとめシートにも以下の図を載せています。


よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。必要な動作要素(第一類)は7つです。(番号5,6,7,9,11,12,13)
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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