【過去問解説(運営管理)】R5(再試) 第9問 QC7つ道具

今日は運営管理のR5(再試)第9問について解説します。

R5(再試)運営管理 第9問

QC7つ道具と新QC7つ道具に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア ある製品の重量と強度の関係を調べるため、連関図を作成した。
イ 原因と結果、目的と手段などが複雑に絡み合った問題の相互関係を調べるため、特性要因図を作成した。
ウ 重量に関する不適合品の発生状況を調べるため、散布図を作成した。
エ 2つの特性値が対になった時系列データを2次元平面上にプロットして、管理図を作成した。
オ 不良発生の主要な原因を特定するため、パレート図を作成した。

解説

QC7つ道具に関する問題です。各選択肢を見ていきましょう。

選択肢ア:製品の重量と強度など、2つの特性の相関関係を見るのに使われるのはQC7つ道具の散布図(下図)になります。よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:複雑に絡み合う問題の因果関係を整理するのに使うのは、新QC7つ道具の連関図(下図)です。よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:重量に関する不適合品の発生状況を調べるためには、QC7つ道具のヒストグラムを使用します。横軸に製品重量、縦軸に不良件数をプロットすれば重量別の発生状況が確認できます。よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:2つの特性値が対になった時系列データを2次元平面上にプロットしたものは、QC7つ道具のグラフです。よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:不良発生の主要な原因を特定するためには、QC7つ道具のパレート図を使用します。パレート図は、横軸に各項目を取り、縦軸に各項目の件数を左から順に並べ棒グラフで表し、類型の比率を折れ線グラフで表します。

以上から、正解は選択肢オとなります。

 

 

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