【過去問解説(経営法務)】R4 第1問 株式併合・分割

今日は、経営法務の R4 第1問について解説します。

経営法務  R4  第1問

下表は、取締役会設置会社における株式の併合と株式の分割との比較に関する事項をまとめたものである。空欄A~Dに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

   株式の併合      株式の分割
 株主の所有株式数               A                B
 資本金額       変動しない                C
 手続き               D     取締役会の決議

〔解答群〕
ア A:減少  B:増加  C:変動しない  D:株主総会の特別決議
イ A:減少  B:増加  C:変動する   D:株主総会の特別決議
ウ A:増加  B:減少  C:変動しない  D:株主総会の普通決議
エ A:増加  B:増加  C:変動しない  D:株主総会の普通決議

解説

株式併合・分割に関する問題です。
株式併合・分割の特徴については、まとめシートで以下の通り解説しています。

 

株式併合とは、元々は10株だった株式を1株にまとめるといったように、複数の株式をまとめて株式の数を減らすことをいいます。株式併合は、株式の数が減ってしまい株主は不利益を被る可能性がありますので、株主総会特別決議で決議される必要があります。

株式分割とは、逆に元々は1株だった株式を10株にするというように、株式の数を増やすことをいいます。株式分割は、株式の数が増えますが、株主の不利益になる可能性は低いため、取締役会を設置している会社では取締役会決議で、取締役会が設置されていない会社では株主総会普通決議で決定できます。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:Cが誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:A、B、Dが誤りです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:A、Dが誤りです。
よって、この選択肢は×です。

以上から、選択肢A、B、C、Dが正しいため、正解は選択肢アとなります。

 

 

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