【過去問解説(経済学)】R2 第14問 無差別曲線

今日は経済学のR2第14問について解説します。

R2 経済学 第14問

企業や商店にとって、消費者の嗜好(しこう)を知ることは重要である。下図のような無差別曲線を持つ消費者の嗜好に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。


〔解答群〕
ア この消費者は、ハンバーガー2個かワッフル 1個のいずれかを選んで消費することを好んでいることが分かる。
イ この消費者は、ハンバーガー2個に対して、ワッフルの消費を増やすほど効用が増加する、ワッフルが大好きな消費者であることが分かる。
ウ この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費を2個以上に増やしたとしても、効用は変わらないことが分かる。
エ この消費者は、ワッフル1個に対して、ハンバーガーの消費を増やすほど効用が増加する、ハンバーガーが大好きな消費者であることが分かる。

解説

特殊な無差別曲線に関する問題です。

この、L字型になっている無差別曲線は、完全補完財の無差別曲線で、まとめシートでも解説しましたが、右の手袋と左の手袋といったように、セットでないと効用を生まないような財の組み合わせにおける無差別曲線です。

今回の問題ではワッフルとハンバーガーという例なので、若干イメージしにくいですが、この消費者はワッフル1個に対してハンバーガー2個というのが、ベストな組み合わせで、1枚の右の手袋に対し、左の手袋が1枚あっても2枚あっても100枚あっても効用が変わらないように、ワッフル1個に対しては、ハンバーガーが3個あっても、100個あっても効用(満足度)が変わらないというちょっと変わった人だということがわかります。

以上を踏まえて選択肢を見ると、正解は選択肢ウとなります。

 

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