【過去問解説(財務・会計)】R4 第12問(2) 損益分岐点分析

今日は、財務・会計のR4 第12問(2)について解説します。

 財務・会計 R4 第12問(2)

当工場では、単一製品Xを製造・販売している。以下の資料に基づいて、下記の設問に答えよ。

【資 料】
当期における実績値は次のとおりであった。

また、当期の生産量は 1,000 個、販売量は 800 個(単価 1,000 円)であり、仕掛品および期首製品は存在しない。

(設問 2 )

損益分岐点売上高として、最も適切なものはどれか。

ア 400,000 円

イ 500,000 円

ウ 625,000 円

エ 800,000 円

 

解説

損益分岐点分析に関する問題です。
損益分岐点分析について、まとめシートでは以下の通り解説しています。

設問における費用のうち、変動費となるものは単位に「/個」がついているものです。製造原価の中の「直接材料費」、「直接労務費」、「製造間接費のうちの変動費」、販売費及び一般管理費のうちの「変動販売費」が該当します。

販売量が800個であることから、変動費は(240+160+100+100)×800=480,000円となります。
売上高は1,000円×800個=800,000円なので、変動比率は480,000円/800,000円=0.6(60%)です。

また固定費は、製造原価の「製造間接費のうちの固定費」、販売費及び一般管理費の「固定販売費・一般管理費」で、200,000+50,000=250,000円です。

損益分岐点売上高の公式より、

損益分岐点売上高=固定費/(1-変動比率)=250,000/(1-0.6)=625,000円

となります。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

設問1の解説はこちら

 

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