【過去問解説(運営管理)】H27 第30問 小売店舗の客動線

今日は、運営管理 H27 第30問 について解説します。

 運営管理 H27 第30問 

小売店舗において客の動線長をのばすための施策として、最も適切なものはどれか。

ア 計画購買率の高い商品を店舗の奥に配置する。
イ ゴールデンラインを複数設置する。
ウ チラシ掲載の特売商品を店舗の入口付近に配置する。
エ パワーカテゴリーを集中配置する。

解説

小売店舗の客動線に関する問題です。
小売店舗の客動線については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。顧客を店の奥に誘導し動線を長くする方法の1つとして、顧客にとって魅力的な商品により顧客を磁石のよう引きつける方法(マグネットと呼びます)を用いるのも有効といえます。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。顧客の手に届く陳列範囲を有効陳列範囲といいます。その中でも顧客が身体をかがめたり背伸びしなくても商品を手に取れる範囲である60cm~160cm の範囲はゴールデンゾーン(又はゴールデンライン)といい、主に主力商品や売れ筋商品が陳列されます。ゴールデンゾーンは通路幅によっても変化し、通路の幅が広いと大きく、狭いと小さくなります。このゴールデンラインは有効陳列範囲を指しますので、複数設置することが客動線を伸ばすことに直接関係するわけではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。チラシ掲載商品は、計画購買率の高い商品とも言えます。よって、選択肢アで解説の通りマグネットは入口付近より店舗の奥に配置したほうが有効といえます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。パワーカテゴリーとは、購買率が高い商品のことを指します。よって、こちらも集中配置するより、マグネットのように店の奥に分散して配置するのが有効といえます。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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