【過去問解説(運営管理)】R4 第32問 輸送手段

今日は、運営管理のR4 第32問 について解説します。

 運営管理 R4 第32問

物品の輸送手段の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 鉄道輸送において使用されるコンテナは、 1 種類に限定されている。
イ トラックに積載した貨物を RORO 船で輸送する際には、トラックがそのまま船内へ入れないため、貨物を取り卸して船内に積み込む作業が発生する。
ウ トラック輸送から鉄道輸送へのモーダルシフトを推進することにより、貨物の積み替えが不要になる。
エ トラック輸送の契約に関する「標準貨物自動車運送約款」では、運送の対価である運賃と運送以外の役務等の対価である料金を区別している。
オ 路線便は、トラック 1 台を単独の荷主が貸し切りにして、発地から着地まで直行する輸送方法である。

解説

輸送手段に関する問題です。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。鉄道輸送において使用されるコンテナには、12フィートや24フィートなどいくつか種類が存在します。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。RORO 船については、まとめシートで以下の通り解説しています。

貨物を積んだトラックや荷台(シャーシ)をそのまま輸送する船のことです。トラックが自分で乗り(roll-on)降り(roll-off)できることからRORO 船と呼ばれています。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。モーダルシフトとは、トラックによる輸送をより効率が良く環境負荷の少ない鉄道や海運による輸送に切り替えることです。長距離の一括大量輸送により輸送の効率化やCO2排出量の抑制を図ることができますが、荷物の積替えが必要となり輸送期間が長くなってしまう場合もあります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。特に間違っている点はなさそうですが、少し細かい論点ですので一旦保留にして他の選択肢を見てもよさそうです。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢オ:誤りです。選択肢の説明は貸し切り便に関するものです。路線便とは、一台のトラックに複数の企業の荷物を混載し、目的地まで荷物を運ぶ運送便のことです。
よって、この選択肢は×です。

全ての選択肢を確認し、ア、イ、ウ、オは明らかに誤りでしたので、残りのエを選ぶことにします。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

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