【過去問解説(企業経営理論)】R5(再試)第11問 事業部制組織、機能別組織#中小企業診断士試験

今日は、企業経営理論 R5(再試)第11問について解説します。

企業経営理論 R5(再試)第11問

事業部制組織と機能別組織の特徴に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 機能別組織では、事業部制組織に比べて、経営者に意思決定の負担が集中する傾向があるが、部門横断的なプロジェクト・マネジャーを配置することで、部門間調整が容易になり経営者の負担軽減を図ることができる。
イ 機能別組織の下で事業の多角化を行う場合、事業部制組織の下での多角化に比べて、経営者は個々の事業のオペレーションに関わる機会が少ない分、全社的な戦略的意思決定に専念できる。
ウ 事業部制組織では、各事業部に利益責任が課されるため経営の効率化が進みやすく、機能別組織に比べて、生産部門や営業部門で規模の経済性を追求しやすい。
エ 事業部制組織では、機能別組織に比べて機能部門の技術的な専門性を高めやすく、事業横断的なシナジーの創出が容易である。
オ 事業部制組織では、直面する状況に応じて各事業部で自律的に事業運営の判断ができるため、機能別組織に比べて部門活動と全社戦略との整合性をとりやすく、経営の全体最適が達成されやすい。

解説

事業部制組織と機能別組織の特徴に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは解説していきます。

選択肢ア:機能別組織では、事業部制組織に比べて、経営者に意思決定の負担が集中する傾向があるが、部門横断的なプロジェクト・マネジャーを配置することで、部門間調整が容易になり経営者の負担軽減を図ることができる。
→ ✅ 正しいです。
機能別組織では、営業・生産・開発などの部門間調整をトップが行う必要があるため負担が集中します。
そこでプロジェクトマネジャーやプロジェクトチームを置くことで部門横断調整を行うと、トップの調整負担を軽減できます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢イ:機能別組織の下で事業の多角化を行う場合、事業部制組織の下での多角化に比べて、経営者は個々の事業のオペレーションに関わる機会が少ない分、全社的な戦略的意思決定に専念できる。
→ ❌ 誤りです。
機能別組織では意思決定がトップに集中するため、経営者は各事業のオペレーションにも関わる必要がある傾向があります。
よって、この選択肢は×です。
選択肢ウ:事業部制組織では、各事業部に利益責任が課されるため経営の効率化が進みやすく、機能別組織に比べて、生産部門や営業部門で規模の経済性を追求しやすい。
→ ❌ 誤りです。

事業部制組織では、各事業部に営業・生産などの機能が重複して存在します。
そのため規模の経済はむしろ出にくいです。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:事業部制組織では、機能別組織に比べて機能部門の技術的な専門性を高めやすく、事業横断的なシナジーの創出が容易である。
→ ❌ 誤りです。

機能別組織では、同じ機能が集まるため専門性が高まりやすく、シナジーも出やすいです。
事業部制では機能が分散するため専門性はむしろ弱くなります。
よって、この選択肢は×です。

✅ 以上から、正解は選択肢アとなります。

 

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