【過去問解説(企業経営理論)】R5 第34問 ブランディング

今日は、企業経営理論 R5 第34問について解説します。

 企業経営理論 R5 第34問

ブランディングに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア BtoB マーケティングでは、BtoC マーケティングに比べて特定少数の顧客を対象とすることが多いため、ブランディングは不要である。
イ あるブランドについて、これまで蓄積されたブランド資産を捨てて資産ゼロからスタートするブランド強化戦略では、既存ブランドを全く新しいブランドへと置き換えるため、ブランド管理の中でもリスクの高い戦略である。
ウ ブランディングが成功しているブランドは、他社ブランドとの機能の違いを知覚させる識別機能によって、コモディティ化が進む市場において自社ブランドが選ばれる理由を与えている。
エ ブランディングにおいては、製品やサービスを消費者の使用シーンと関連づけ、消費者に夢や期待、イメージを抱かせることによって、マインド・シェアを獲得することが重要である。
オ ブランドの価値構造において、基本価値、便宜価値、感覚価値は、ブランドとしての基礎となる価値であり、観念価値は当該ブランドと消費者との間に唯一無二の存在としての絆を形成する価値である。

解説

ブランディングに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。「BtoB マーケティングでは、BtoC マーケティングに比べて特定少数の顧客を対象とすることが多い」というのはその通りですが、ブランディングが不要という訳ではありません。企業経営理論では、このように言い切りや断定的な表現は誤りの可能性があるので、そうしたテクニックも活用しながら正誤を見極めていくようにしましょう。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。ブランド強化戦略とは、既存ブランド名×既存カテゴリでその名の通りブランドを強化していく戦略です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。ブランディングが成功しているブランドは、他社ブランドとの機能の違いを知覚させる識別機能によってではなく、ブランディング(機能的価値以外のブランドイメージ等)によって自社ブランドが選ばれる理由を与えているといえます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。マインド・シェアという言葉は初耳の方もいると思います。マインド・シェアとは、消費者の中である企業やブランドがどれだけの割合を占めているかを表すものです。マインド・シェアを獲得することはブランディングの重要なポイントの1つとなります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢オ:誤りです。ブランドの価値構造は以下のようにピラミッド型の階層で表すことが出来ます。このうち①基本価値と②便宜価値については、製品そのものの価値とされ、③感覚価値と④観念価値はブランド特有の価値とされ、優位性を発揮しやすい価値となります。


よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

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