【過去問解説(情報システム)】R8 第19問 開発管理 #中小企業診断士試験

今日は、R8 情報システム 第19問について解説します。

R8 情報システム 第19問

第19問

A社では、BAC(完成時総予算)が1,200万円のシステム開発プロジェクトが進行中である。プロジェクト期間は4カ月である。このプロジェクトに関する以下の文章の空欄①~③に入る数値の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

プロジェクト開始から2カ月経過した時点で進捗を把握したところ、AC(コスト実績値)が500万円、EV(出来高実績値)が480万円であった。したがって、この時点での CPI(コスト効率指数)は[ ① ]である。

4カ月のうち3カ月経過した時点での出来高計画値(PV)は 900 万円に設定されている。この時点での SPI(スケジュール効率指数)が 0.9 以上となるためには、EV は[ ② ]万円以上でなければならない。

3カ月経過した時点で進捗を確認したところ、EVは[ ② ]万円であり、ACは、729万円であった。このままのコスト効率でプロジェクトが進んでいくと、予測される完成時の総コストは[ ③ ]万円である。

〔解答群〕
ア ①:0.96  ②:800  ③:1,080
イ ①:0.96  ②:810  ③:1,080
ウ ①:0.96  ②:810  ③:1,333
エ ①:1.04  ②:800  ③:1,333
オ ①:1.04  ②:810  ③:1,080

解説

開発管理のEVMに関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

まず①で求めるのはプロジェクト開始から2カ月経過した時点でのCPIで、CPIを求める式は以下になります。
CPI = EV / AC
これに「ACが500万円、EVが480万円」を代入します。
CPI = 480 / 500 = 0.96
よって、プロジェクト開始から2カ月経過した時点でのCPIは0.96です。

次に求める②は、3カ月経過した時点でのSPIが0.9以上となるEVの値です。
SPIを求める式は以下になります。
SPI = EV / PV
これに「SPIが 0.9、PVは900万円」を代入します。
0.9 = EV / 900
EV = 810
よって、3カ月経過した時点でのSPIが0.9以上となるEVの値は810万円です。

最後に求める③は、3カ月経過した時点でのコスト効率と仮定した場合の完成時の総コスト、つまりEACです。
EACを求める式は以下になります。
EAC = AC + (BAC - EV) × (AC / EV)
これに、「BACが1,200万円」「ACは729万円」、そして②で求めた「EV=810万円」を代入していきます。
EAC = 729 + (1,200 - 810) × (729 / 810) = 1,080
よって、3カ月経過した時点でのコスト効率と仮定した場合の完成時の総コストは1,080万円です。

✅ 以上から、正解は選択肢イとなります。

 

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