【過去問解説(情報)】H29 第23問 経営情報管理

今回は経営情報システムのH29年第23問について解説します。

H29情報 第23問

中小企業A社は、現在クライアント・サーバ方式で財務・会計システムを保有しているが、クラウド・コンピューティングへの移行を検討している。
クラウド・コンピューティングに関する記述として、最も適切なものはどれか。
ア PaaS を利用する場合、ミドルウェア部分のサービスのみが提供されるため、現行のクライアント・サーバシステムを保有し続ける必要がある。
イ SaaS 利用ではアプリケーション、PaaS 利用ではミドルウェアというように、それぞれサービスを提供する業者が異なるため、それらをうまく組み合わせてシステムを再構築する必要がある。
ウ SaaS を利用する場合、課金体系は月額固定制であることが法的に義務付けられているため、システムの利用頻度が高いほど業務単位当たりの実質的コストが軽減できる。
エ SaaS を利用する場合、業者の提供するアプリケーションを活用することになるため、自社業務への適合性などをよく検討する必要がある。

解説

今回は、クラウドサービスに関する問題です。

クラウドサービスには、代表的なものにIaaS (Infrastructure as a Service)、PaaS (Platform as a Service)、SaaS (Software as a Service)がありますが、それぞれサービスの範囲が異なります。


こちらのYoutube動画でもお伝えした通り、この手の用語は、I、P、Sという文字が何を表しているのかということを押さえた上で、セットで覚えるようにしましょう。

ちなみに、まとめシートでもIaaS、PaaS、SaaSのサービスの範囲は下の表のような形でまとめてあり、比較しながら覚えられるようにしています。

それでは、これを踏まえて各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アのPaaSは、ミドルウエアだけでなく、ハードやOSのサービスも提供されます。よってこの選択肢は×です。

選択肢イのSaaSは、ハードウエアから、ミドルウエア、アプリケーションまでが、サービスの範囲となっており、SaaSとPaaSを組合せてシステムを再構築するというのは一般的ではありません。よって、この選択肢も×です。

選択肢ウは、「SaaSを利用する場合、課金体系は月額固定制であることが法的に義務付けられている」とあります。確かにSaaSには月額固定制も多いですが、その料金体系が法的に義務付けられているわけではなく、システムの利用頻度に応じた従量制となっている場合もあります。
よってこの選択肢は×です。

選択肢エはその通りで、SaaSを利用する場合は、そのアプリケーションが自社の業務に合っているかをよく検討する必要があります。

よって、正解は選択肢エとなります。

 

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