【過去問解説(運営管理)】R3 第2問 生産管理

今日は運営管理のR3第2問について解説します。

R3 運営管理 第2問

生産管理における基本的な理論および考え方を用いた施策に関する記述として、最も適切なものはどれか。

 

〔解答群〕

ア 今までは顧客が定めた仕様の製品を生産していたが、今後は市場の需要を見越して企画・設計した製品を生産し、不特定な顧客を対象として市場に製品を出荷する受注生産への切り替えを検討した。
イ 生産活動を効率的に行うため、標準化、単純化、平準化の3Sの考え方を導入した。
ウ 多品種少量生産に大量生産的効果を与えるため、ベンチマーキングを実施して、多種類の部品をその形状、寸法、素材、工程などの類似性に基づいて分類した。
エ 同期化を徹底して、各工程の生産速度、稼働時間や、それに対する材料の供給時刻などをすべて一致させ、仕掛品の滞留、工程の遊休などが生じないようにした。

解説

生産管理について問われています。

それでは早速各選択肢を見ていきましょう。

選択肢アについて、受注生産は注文を受けてから生産する特定の顧客に向けて製品を出荷する生産方式です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イについて、生産活動を効率的に行うための合理化は標準化、単純化、専門化の3Sの考え方が基本となります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウについて、大量生産的効果いわゆる規模の経済を得られるのは少品種大量生産です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エについて、同期化は各工程の生産速度と稼働時間や材料の供給時刻を一致させ、仕掛品の滞留・工程の遊休の発生を防ぐことです。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

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