【過去問解説(企業経営理論)】R4 第12問 企業の社会的責任

今日は、企業経営理論のR4 第12問について解説します。

 企業経営理論 R4 第12問

次の文章の空欄に入る記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
ISO(国際標準化機構)は、企業の社会的責任(CSR)に関する国際規格であるISO26000 を2010 年に発行した。ISO26000 は、[                  ]。

〔解答群〕
ア ISO 独自の規格であり、日本産業規格(JIS)には対応する規格が存在しない
イ 環境マネジメントの規格であるISO14000 のように、マネジメント・システムに関する認証規格である
ウ 業種を問わず利用できるガイダンス規格である
エ その特性から、売上高10 億米ドル以上の企業に限定して適用される
オ その特性から、株式会社に限って適用される

解説

企業の社会的責任(CSR)に関連するISO規格「ISO26000」に関する問題です。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。「ISO26000」に対応する日本規格である「JIS 26000」が2012年に制定されています。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。「ISO26000」は社会的責任の原則、社会的責任の認識及びステークホルダーエンゲージメント、社会的責任に関係する中核主題及び課題、並びに組織に社会的に責任ある行動を統合する方法に関する手引であり、マネジメント・システムに関する認証規格ではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:その通りです。「ISO26000」に対応する日本規格である「JIS 26000」でも、分類は「Z(その他)」とされており業種を限定していません。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢エ:誤りです。「ISO26000」は組織の大小、先進国・途上国、民間・公的機関の種類の区別なくあらゆる種類の組織に役立つよう意図されています。
売上高10 億米ドル以上の企業に限ったものではありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:誤りです。「ISO26000」は組織の大小、先進国・途上国、民間・公的機関の種類の区別なくあらゆる種類の組織に役立つよう意図されています。
株式会社に限ったものではありません。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

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