【過去問解説(企業経営理論)】R5 第30問 製品開発、イノベーション

今日は、企業経営理論のR5 第30問について解説します。

 企業経営理論 R5 第30問

 製品の売り上げや人気が消費者間の影響力に大きく左右されるようになった結果、近年は企業と消費者が共同して製品開発を行う例が多く見られる。このことに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア オープン・イノベーションとは、一般に企業が企業外部のアイデアなどを取り入れながら価値を創造する取り組みであるが、企業が自社内のアイデアなどを積極的に外部に出すこともある。
イ 企業と消費者が共同で開発した製品は、新奇性や好意的評価、これらに基づく売り上げなどにおいて従来型の製品開発による製品を上回ることも多い。しかし、製品ライフサイクルの長さにおいて従来型の製品より短い場合が多く、このことが課題である。
ウ 企業と消費者が共同で製品開発を行う取り組みにおいては、そのための資金をクラウド・ソーシングによってオンライン上の多数の消費者から広く調達することも多い。
エ 消費者と共同するのではなく、伝統的な製品開発手法に基づき市場のニーズを重視して自社単独で製品を開発しようとする企業は、シーズ志向であるということができる。

解説

製品開発、イノベーションに関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:その通りです。オープンイノベーションとは、⼤学や他社など外部のアイディアを取り⼊れながら価値を創造する取り組みのことをいいます。また、内部のアイディアを積極的に外部に出すこともあります。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:誤りです。企業と消費者が共同で開発した製品かどうかは、新奇性や好意的評価、これらに基づく売上、製品ライフサイクルに直接的な関係があるとは言い切れません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。オンライン上の多数の消費者から広く資金を調達することは、クラウド・ソーシングではなく「クラウドファンディング」と呼ばれます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。市場のニーズを重視して自社単独で製品を開発するのは「シーズ型」と呼ばれます。
よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢アとなります。

 

 

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