【過去問解説(企業経営理)】R5 第4問 価格戦略

今日は、企業経営理論のR5 第4問 について解説します。

企業経営理論 R5 第4問

経験曲線効果を用いた価格戦略に関する以下の記述について、空欄A~Cに入る語句の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

それまでにない全く新しい製品を発売する場合や、製品自体の存在が認識されておらず市場がなかなか拡大しない場合、製品ライフサイクルの初期段階でコストリーダーとなるためには、[A] 戦略をとる必要がある。この戦略は、需要を喚起させるために思い切った低価格を設定し、ライバル企業よりも先に自社製品の生産数量および販売数量を増やすというものである。当該製品の経験曲線効果が[B] 、コスト低下のペースが[C] 場合、この戦略はより効果的である。


〔解答群〕
ア A:上澄み価格  B:大きく  C:速い
イ A:上澄み価格  B:小さく  C:遅い
ウ A:上澄み価格  B:小さく  C:速い
エ A:浸透価格   B:大きく  C:速い
オ A:浸透価格   B:小さく  C:遅い

解説

価格戦略に関する問題です。
まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは問題文をみていきましょう。

:製品自体の存在が認識されておらず市場がなかなか拡大しない場合、製品ライフサイクルの初期段階でコストリーダーとなるためには、早期に市場シェアを確保し、他社への競争優位性を構築することが必要となるため、浸透価格戦略を取ります。
よって、浸透価格 が入ります。

:浸透価格戦略では、早期に、⼤量に新製品を販売する戦略であるため、経験曲線効果も得られ⽣産コスト⾯でも優位に⽴てるというメリットもあります。
よって、(経験曲線効果が)大きく が入ります。

:浸透価格戦略が適⽤できるのは、値段が下がると需要が⼤幅に増えるといった価格弾⼒性が⾼い製品であること、規模の経済や経験曲線効果が働くような性質の製品であることが条件です。
よって、(コスト低下のペースが)速い が入ります。

以上から、A:浸透価格 B:大きく C:速い が入るため、
正解は選択肢エとなります。

 

 

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