【過去問解説(情報)】H26 第9問 SQL

今回は経営情報システムのH26年第9問のSQLに関する問題について解説します。

 

H26 情報 第9問

様々な業務において利用されるリレーショナルデータベースでは、各種の処理要求がSQL言語によって指示される。SQL言語の要素は以下の①〜④のように区分できる。これら区分とSQL言語の要素の組み合わせとして最も適切なものを下記の解答群から選べ。

① データ定義言語
② データ操作言語
③ 演算子
④ 関数

[解答群]
ア ①:CREATE ②:INSERT ③:UPDATE ④:UNION
イ ①:CREATE ②:SELECT ③:LIKE ④:COUNT
ウ ①:DELETE ②:CREATE ③:BETWEEN ④:AVG
エ ①:SELECT ②:DROP ③:INSERT ④:ALL

解説

SQL言語の要素に関する問題です。

 

要素を知らなかった場合でも、推測しやすいものから絞っていけば正解を選ぶことができるかと思います。
まず、推測しやすいのは関数です。

Excel関数などは扱ったことがある方も多いかと思いますが、関数とは、データを決められた形で処理をするための仕組みのことをいいます。

④を見てみるとCOUNT、AVGというのは関数だとわかります。
また、ALLは関数ではなく演算の内容を指示する演算子ですので、選択肢エは削ることができます。
UNIONについては、知らない場合、いったんパスします。

次に推測しやすいものとして演算子を見てみます。
演算子とは+-×÷や=><、NOTなどのように演算の内容を示すものです。

③について選択肢ア~ウを見てみると、UPDATEは演算の内容を示すものではないので×とできます。LIKE、BETWEENは演算子なので、残る選択肢はイまたはウです。

最後に①と②について見てみます。
①がデータ定義言語で②がデータ操作言語ですが、選択肢ウの①DELETEはデータを操作する言語になるためデータ定義言語ではないと考えられます。

そのため、選択肢ウも×とすることができ、消去法で正解は選択肢イとすることができます。

このように、よくよく考えれば用語から答えが推測できる場合がありますので、一見知らない内容でも、(解ける問題を全部解いた後で時間があれば)挑戦してみると得点のチャンスが広がる可能性があります。

 

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