【過去問解説(情報)】H30 第13問 検索エンジン

今日は、情報システムのH30 第13問について解説します。

情報システム H30 第13問

検索エンジンによる情報収集では、「フィルターバブル」と呼ばれる弊害も指摘されている。フィルターバブルに関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 虚偽の情報から作られたニュースがまん延することで、利用者の正しい判断を阻害することが懸念されている。
イ 検索結果の記事に広告を自然に溶け込ませて提示するために、利用者の情報収集が妨げられることが懸念されている。
ウ 不自然な外部リンクを増やすなどして検索結果の表示順序を意図的に操作できるために、必要な情報にたどり着くことが困難になることが懸念されている。
エ 利用者の過去の検索履歴などに応じた情報を優先的に提示する傾向があるために、利用者の目に触れる情報に偏りの生じることが懸念されている。

解説

検索エンジンに関する問題です。
検索エンジンで登場するキーワードについて、まとめシートでは以下の通りまとめています。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。虚偽の情報から作られたニュースのことをフェイクニュースといいます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。ステルスマーケティングに関する説明です。ステルスマーケティングとは、ステマとも略されることもあり、宣伝であると消費者に悟られないように行う宣伝手法のことで、選択肢の説明の通り利用者の情報収集が妨げられることが懸念されています。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。ブラックハットSEOに関する説明です。SEO(Search Engine Optimization)とは、Webコンテンツの内容が検索結果の上位に表⽰されるようにするための施策で、そのうちブラックハットとは、検索エンジンのアルゴリズムの裏をかいて検索順位を上げる邪道な手法を指します。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。フィルターバブルとは、過去の検索履歴などに応じた情報ばかりが表⽰される(=フィルターがかかる)ことによって、⾃分が⾒たい情報しか⾒えなくなり、情報に偏りが出ることをいいます。まるでフィルターのバブル(泡)に包まれたように情報が⾒えなくなることから、フィルターバブルと呼ばれています。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢エとなります。

 

 

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