【過去問解説(法務法務)】R4 第12問 実用新案

今日は、法務のR4 第12問 について解説します。

 法務 R4 第12問

実用新案法に関する記述として、最も適切なものはどれか。

ア 実用新案権の存続期間は、実用新案登録の日から 10 年をもって終了する。
イ 実用新案登録出願の願書には、明細書、実用新案登録請求の範囲、図面及び要約書を添付しなければならない。
ウ 実用新案法は、物品の形状と模様の結合に係る考案のみを保護している。
エ 他人の実用新案権を侵害した者は、その侵害の行為について過失があったものと推定される。

解説

実用新案法に関する問題です。

それでは選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。以下、まとめシートでも図解の通り、実用新案権の存続期間は、実用新案登録「出願」の日から10 年です。

よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:その通りです。以下、まとめシートでも図解の通り、実用新案登録出願の書類は、明細書、実用新案登録請求の範囲、図面及び要約書が必須です。ちなみに、図面は実用新案と意匠で必須となっています。


よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。実用新案では、「物品の形状、構造又は組合せに係る考案」を保護対象としています。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。以下、まとめシートでも図解の通り、特許権、意匠権(秘密意匠を除く)、商標権が侵害された場合は、反証がない限り侵害した側に過失があったものと判断されます。これを過失の推定といいますが、実用新案権はこの過失の推定の対象外となります。

よって、この選択肢は×です。

以上から、正解は選択肢イとなります。

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