【過去問解説(運営管理)】H25 第10問 日程計画

今日は、運営管理のH25 第10問について解説します。

 運営管理 H25 第10問

需要予測の活用に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

ア 工場を新設するため、需要量の長期予測を行った。
イ 人員計画を策定するため、需要量の中短期予測を行った。
ウ 新製品の設備計画を策定するため、需要量の短期予測を行った。
エ 短納期の資材の仕入れ量を決定するため、需要量の短期予測を行った。

解説

日程計画に関する問題です。
日程計画については、まとめシートで以下の通り解説しています。

それでは選択肢をみていきましょう。
今回は不適切なものを選ぶ問題です。

選択肢ア:その通りです。大日程計画は、ヒト・モノ・カネの量を決めるための計画で、人員計画や機械・設備計画、資金
計画を行うために作成します。よって工場を新設するための、需要量の長期計画は適切です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢イ:その通りです。中日程計画は、ヒト・モノ・カネの使い方を決めるための計画で、部品・材料・人員の手配や工数もしくは負荷計画、外注計画を行うために作成します。1 か月〜3 か月程度の期間を対象とし、月もしくは週もしくは日単位の計画を立てます。よって、人員計画を策定するための、需要量の中短期予測は適切です。
よって、この選択肢は〇です。

選択肢ウ:誤りです。小日程計画は、職場間の帳尻を合わせるための計画で、作業実施計画や作業手配、外注手配を行うために作成します。1 日〜10 日程度の期間を対象とし、シフト毎や日・時間単位で計画を立てます。よって、 新製品の設備計画を策定するための需要量の予測は中日程計画が適切と考えられます。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:その通りです。短期予測(→小日程計画)については、選択肢ウの解説の通りですので。短納期の資材の仕入れ量を決定するための需要量の短期予測は適切です。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、不適切な選択肢を選びますので、正解は選択肢ウとなります。

 

 

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