【過去問解説(運営管理)】R5 第8問 PERT 図

今日は、運営管理の R5 第8問について解説します。

 運営管理 R5 第8問

以下は、あるプロジェクトにおける PERT 図であり、各作業の作業所要時間の予定が記載されている。この図のプロジェクトに関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 作業Cの終了時刻が 2 時間早くなった場合、プロジェクトの完了時刻が 2 時間早くなる。
イ 作業Eの開始時刻が 2 時間早くなった場合、プロジェクトの完了時刻が 2 時間早くなる。
ウ 作業Fの作業所要時間が 1 時間短くなった場合、プロジェクトの完了時刻は変わらない。
エ 作業Fの作業所要時間が 2 時間短くなった場合、クリティカルパスは変わらない。
オ 作業Hの作業所要時間が 2 時間長くなった場合、クリティカルパスは変わらない。

解説

PERT 図に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

アローダイヤグラムの作成により、プロジェクトが最短何⽇で完了するのか、クリティカルパスはどこなのかを把握できます。

それでは、PERT図の内容を確認していきます。
今回のケースは以下の図の通りになり、クリティカルパスはC→F→H→Iでプロジェクト完了までに19時間かかります。

こちらの図をもとに選択肢をみていきましょう。

選択肢ア:誤りです。作業Cの終了時刻が 2 時間早くなった場合、クリティカルパスがB→E→G→Iに変更となり、作業時間が18時間になるため終了時刻は1時間短くなります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:誤りです。作業Eはクリティカルパス上にはありませんので、作業Eの終了時刻が早まっても作業完了時間に影響はありません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢ウ:誤りです。作業Fはクリティカルパス上にありますので、1時間短くなった場合、プロジェクトの完了時刻は1時間短くなります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:誤りです。作業Fの作業所要時間が 2 時間短くなった場合、クリティカルパスはB→E→G→Iに変更となります。
よって、この選択肢は×です。

選択肢オ:その通りです。クリティカルパスとは、最早着⼿⽇と最遅着⼿⽇が⼀致する経路のことであるため、クリティカルパス上の作業が短くなると、他のパスに変更になる場合がありますが、長くなった場合は、クリティカルパスはそのままで変わりません。
よって、この選択肢は〇です。

以上から、正解は選択肢オとなります。

 

 

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