【過去問解説(財務・会計)】R8 第11問(設問1) 経営分析(収益性、効率性、その他) #中小企業診断士試験

今日は、 財務・会計 R8 第11問(設問1)について解説します。

財務・会計 R8年度 第11問(設問1)

A社の以下の資料を用いて、下記の設問に答えよ。なお、財務指標の計算では、貸借対照表項目は期首期末平均値ではなく期末の値を用いる。

(設問1)
資料にある要約貸借対照表および要約損益計算書から計算できる財務指標として、最も適切なものはどれか。

ア インタレスト・カバレッジ・レシオ
イ 総資本回転率
ウ 配当性向
エ 労働分配率

解説

経営分析に関する問題です。
まとめシートでは、以下の通り解説しています。

それでは選択肢を見ていきましょう。

選択肢ア:
→ ❌ 誤りです。
インタレスト・カバレッジ・レシオとは、どの程度余裕を持って借入金の利息を賄えているかを表
す指標で、「事業利益÷金融費用」で計算します。
事業利益は営業利益+金融収益で計算できます。
金融収益とは受取利息や配当金などの収益のことで、金融費用とは支払利息など借入に関連する費用のことです。
今回の財務諸表からは損益計算書によって営業外収益や営業外費用はありますが、これが金融収益や金融費用とイコールかは不明です。
よって、この選択肢は×です。

選択肢イ:
→ ✅ 正しいです。
総資本回転率とは、企業の資本がどれだけ効率的に売上に結びついているのかを表す指標で、企業
の資産全体の効率性を表します。式は「売上高÷総資本」となります。
なお、総資本とは負債と純資産の合計のことです。総資本と総資産は厳密には別物ですが、試験対策上は総資産と同じとイメージしていただいて結構です。
今回の財務諸表からは売上高も総資本も把握できます。
よって、この選択肢は〇です。
選択肢ウ:
→ ❌ 誤りです。
配当性向とは、企業が稼いだ利益である当期純利益をどれだけ株主に配当として還元しているかという度合いで、「配当総額÷当期純利益×100」で求めます。
今回の財務諸表からは配当総額は把握できません。
よって、この選択肢は×です。

選択肢エ:
→ ❌ 誤りです。
労働分配率は、適正な人件費の水準を把握する場合に用いられる、付加価値に占める人件費を表す
指標で、以下のように表せます。
労働分配率(%)=(人件費÷付加価値額)×100
今回の財務諸表からは人件費や付加価値額は求められません。
よって、この選択肢は×です。
✅ 以上から、正解は選択肢イとなります。

 

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ

2026年度版 一発合格まとめシート
好評発売中!

関連教材で学習効率アップ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


プロフィール

中小企業診断士一次試験テキスト「一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者によるブログです。
「まとめシート」の知識を使った過去問解説や、「まとめシート」に関する情報を発信していきます。

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ