【過去問解説(情報)】H28 第3問 ハードウエア(記憶装置)

今回は経営情報システムのH28年第3問のハードウエア(記憶装置)に関する問題について解説します。

 

H28 情報 第3問

業務等に利用する各種のアプリケーションプログラムの実行が円滑に行われるように、コンピュータには様々な仕組みが組み込まれている。しかし、コンピュータの種類によってそれらの仕組みの装備状況が異なり、機能にも能力差があるので仕組みの内容を理解することも必要である。
コンピュータの仕組みに関する以下の①〜④の記述と、その名称の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。
① 主記憶装置の記憶領域において、実行中のプログラムが使用しなくなった領域のうち断片化したものを整理し、連続して利用可能な記憶領域を確保すること。
② コンピュータが仮想記憶の仕組みを備えている場合、主記憶装置と補助記憶装置の間でデータの入れ替えを行うこと。
③ 演算装置の処理能力に比べて大幅に処理が遅い装置に対するデータの入出力処理において、データを一時的に補助記憶装置等に保存して処理することで、コンピュータの処理効率を向上させること。
④ 半導体の記憶装置を実装したハードディスクで、使用頻度が高いデータを半導体記憶装置に記憶させ、低速の磁気ディスクからの読み出し回数を減少させて処理の高速化を図ること。
[解答群]
ア ①:ガーベージコレクション ②:スワッピング ③:ファイルダンプ ④:キャッシング
イ ①:ガーベージコレクション ②:ホットスワップ ③:スプーリング ④:ページング
ウ ①:コンパクション ②:スワッピング ③:スプーリング ④:キャッシング
エ ①:コンパクション ②:ホットスワップ ③:ファイルダンプ ④:ページング

解説

それでは各説明文を見ていきましょう。
説明文①は、ガーベージコレクションともコンパクションともいうため、ここで選択肢を絞ることはできません。

説明文②は、スワッピングの説明です。ちなみに、ホットスワップとは、コンピュータの電源を入れたまま周辺機器などを交換できる機能のことです。
そのため、選択肢はアまたはウに絞られました。

説明文③は、スプーリングのことを説明している文なので、選択肢はウに絞られます。

念のため説明文④を見てみると、④はキャッシングで問題なさそうです。ちなみに、キャッシングはディスクキャッシュとも呼ばれます。よって正解は選択肢ウで問題なさそうです。

以上から正解は選択肢ウとなります。

 

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