【過去問解説(経済学)】R1 第14問 生産関数

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

「まとめシート」流!解法実況(事例Ⅰ~Ⅲ)平成26年度編を

9月8日(日)より発売開始します!

2次試験対策の基本が詰まった『「まとめシート」流!ゼロから始める2次対策』、H28年,H27年の過去問解説を収録した『「まとめシート」流!解法実況(事例Ⅰ~Ⅲ)平成28年度編』『「まとめシート」流!解法実況(事例Ⅰ~Ⅲ)平成27年度編』も好評発売中です。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

 

今日は経済学のR1第14問について解説します。

 

R1 経済学 第14問
労働と生産水準の関係について考える。労働は、生産水準に応じてすぐに投入量を調整できる可変的インプットである。資本投入量が固定されているとき、生産物の産出量は労働投入量のみに依存し、下図のような総生産物曲線を描くことができる。
この図に関する記述として、最も適切なものを下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア 労働投入量を増加させるほど、総生産物は増加する。
イ 労働の限界生産物は、原点Oから点Aの間で最小を迎え、それ以降は増加する。
ウ 労働の平均生産物と限界生産物は、点Aで一致する。
エ 労働の平均生産物は、点Aにおいて最小となり、点Bにおいて最大となる。

解説

今回は労働と生産水準の関係についての問題です。
一見難しそうに見えますが、グラフがしっかり読み取れれば問題なく解答できます。

 

それでは早速各選択肢を見ていきましょう。

 

選択肢アについては、総生産物曲線を見ると、点B以降は労働投入量を増加させると総生産物が減少していますので×です。

選択肢イの限界生産物の大きさはグラフの接線の傾きで表すことができます。

接線の傾きは原点Oから点Aの間で最大を迎え、それ以降は減少します。そのためこの選択肢は真逆であり×です。

 

選択肢ウはその通りで、平均生産物はグラフと原点を結んだ直線の傾きで、限界生産物はグラフの接線の傾きで表すことができ、点Aではその2つの直線が一致します。よってこの選択肢は〇となります。

 

選択肢エの平均生産物は点Aにおいて最大となるため×です。

以上から、正解は選択肢ウとなります。

 

2次試験対策もまとめシートで

「まとめシート」流!2次試験対策シリーズ

Amazon Kindleで好評発売中!

 

 

—–

1件のフィードバック

  1. 可変的インプットで???となりましたが正解しました。
    結局、労働投入量を増やしてもA地点で生産性の限界がくる。。
    そう言いたいのでしょうか。。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


プロフィール

中小企業診断士一次試験テキスト「一目でわかる!覚えてしまう!中小企業診断士一次試験 一発合格まとめシート」著者によるブログです。
「まとめシート」の知識を使った過去問解説や、「まとめシート」に関する情報を発信していきます。

◆ブログ村参加しています◆
気に入っていただけたら、クリックお願いします!
にほんブログ村 資格ブログ 中小企業診断士試験へ