【過去問解説(運営管理)】R2 第44問 販売データ分析

今日は運営管理のR2第44問について解説します。

R2 運営管理 第44問

ある小売店のID-POSデータを使ったRFM分析を行う。この店舗においては、顧客1来店当たりの購買単価に大きな差がない。このため、販売戦略上、定期的に高頻度で顧客の来店を促すことが重要であると判断し、R(最近購入日)とF(平均来店間隔日数)で、以下の図のように顧客をa~の9つのグループに分ける場合を考える。
b、d、f、h、iの5つの顧客グループから、この店舗にとって優良顧客の離反の可能性が高まっていることを注意すべきグループを選ぶとき、最も適切なものはどれか。下記の解答群から選べ。

〔解答群〕
ア b
イ d
ウ f
エ h
オ i

解説

RFM分析に関する問題です。
早速問題について検討していきましょう。

今回の問題では「この店舗にとって優良顧客の離反の可能性が高まっていることを注意すべきグループ」を回答することが求められています。
つまり、
①優良顧客 かつ
②離反の可能性が高い客
をa~iの中から選べという問題です。

それぞれについて考えていきましょう。
①優良顧客
今回情報として与えられているのは、R(最近購入日)とF(平均来店間隔日数)についてです。
RとFという観点から見ると、優良顧客はF(平均来店間隔日数)が短い顧客と言えるため
a、d、gいずれかの顧客と言えます。

②離反の可能性が高い客
離反の可能性が高いということは最近お店に来ていない顧客ということになります。
RとFという観点から見ると、離反の可能性が高い顧客はR(最近購入日)の値の値を確認する必要があります。

Rを確認すると、優良顧客(a、d、g)のうち、最近来ていないのはグループdまたはgの顧客ということになります。
ただし、グループgはこれまで週1とかで来ていた顧客が3か月以上来なくなったとのことなので、離反しそうというよりはすでに離反してしまっているかもしれません。

それを踏まえると、優良顧客かつ離反の可能性が高い客はd(もしくはg)と考えられ、選択肢を確認すると、選択肢イにグループdが挙げられているため、正解は選択肢イとなります。

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